幼児教育がなんか恐い

ウチの子供が成長し、そろそろ幼稚園という頃合になってきた。NHK教育の「おかあさんといっしょ」やら「ピタゴラスイッチ」など一緒に見て、歌ったり踊ったりして遊ぶ事もあるんだけど、「おかあさんといっしょ」を見ている時にある事に気が付いた。
おかあさんといっしょ」には、歌のお姉さんや体操のお兄さんなどといった定番の人達の他に、小さな子供達が出演している。概ね、3歳から5歳だろうか。子役みたいなプロの子供達というよりは、明らかに素人な子供達。お姉さんが歌い、お兄さんがダンスをしているにも関わらず、勝手に歩き回ったり、寝そべったり、部屋の隅に座ったままだったり、みんなが踊っているのに、全く無関心であったり。
そんな状態なので、恐らく、視聴者のパパママ達が、可愛い我が子をテレビに出して、みんなに見てもらいたいとか、あわよくば見初められてスター子役になったりするかも?!みたいな山っ気があるパパママ達が子供を出演させているものと思う。しかし、広く一般に出場者を応募している様子はテレビを見ている限りは無いので、何らか積極的にNHKにアプローチしていかないと、子供を出演させるまでには至らないと思われる。
そんな積極的にテレビに子供を出したい。という親が一生懸命なら、子供にはなんらかの訓練をするのではないかと思う。みんなと一緒に踊れるとか、定番の歌を歌えるとか、何がしかの訓練をするだろう。小さな子供だから大変だろうけども。
で、そんな積極的に出演させられているであろう子供達なのに、先に書いたような、かなりルーズというか自由なのだ。ダラダラしているのだ。これはもう長い期間を通してそういう雰囲気になっている。まれに突出した個性の持ち主もいたりしてそれも面白い。


おかあさんといっしょ」はたまにロケがある。どこどこ県のなになに幼稚園に遊びに来ています。とか言って、どっかの幼稚園で、歌ったり踊ったりが行われる。大人側の出演者はいつものメンツ。子供の出演者が幼稚園の子供達。
幼稚園といっても様々なんだろうけど、ワリと普通というか平均的というか、特にどこぞのお坊ちゃんやお嬢様がいるような幼稚園ではない。一般的といった感じ。
そんな普通の幼稚園児が、ビシっと整列して、寸分の狂いの無い踊り、歌を歌うのである。やる気の無い奴は皆無。かなり全力を出し切っている感がある。もしかしたら何々組のお友達とか言ってるけど選抜メンバーばかりなのかもしれないけど。
パパママ達が積極的な子供達は、かなり自由に出演しているのに、そこらの幼稚園児は軍隊並の統率で出演。見るたびにこのギャップが恐い。いったいそこらの幼稚園ではどんな教育が行われているのだろうか。