もう世の中を便利にするのは止めるんだ!

いやまあ、世の中が便利になっていくのは良い事ではあるんだけど、近頃の不況を見ていると便利になりすぎたせいで苦労している人が多すぎるんじゃないかと思ってしまう訳だ。
近頃、環境問題が叫ばれていて、様々なメーカーでは、作ったものがリサイクルされやすいようにとか、再生品を材料に使うとか、商品が生まれてから、壊れて捨てられる、埋められる、という所まで気を使わなければならない。場合によっては回収まで負担させられる。地球には優しくってやつだ。
そういう世の中であるのに、新しく作られたモノやサービスによって職を失ったりする人が出てくる事には無頓着なんだよね。もちろん、そういう事は仕方の無い事ではあるんだけど、新しいモノやサービスによって世の中が得られる利が、職を失う人の不利を大きく上回れば、そんなに悲しく考える事も無い。
逆に言うと、職を失う人の不利を大きく上回るものを作り上げれば売れるモノやサービスになるはずなんだ。


労働者を殺さない、低所得者を圧迫しない、貧乏人は得して、金持ちがワリを喰うから、庶民が支持して売れるモノやサービスがあればいいんだ。そういう発想から開発を進められたものは無いのだろうか。
自分が1つ思い浮かぶのが、市役所の窓口業務だ。あのすこぶる非効率さはなんなんだ。「自分はどこの誰です。あの手続きとこの手続きをしたいです。」というだけなのに、時間がかかりまくる。基本的に処理をお願いしたらスムーズに終わるのが基本なのに待たされる。しかも複数手続きしたい場合に処理によってはあちこちの窓口で「自分はどこの誰です」から始める必要がある。
「自分はどこの誰です」「AとFとYという処理を頼む」本当はこれ一回で済む。窓口どころか自宅の部屋でネットで出来るはず。処理に時間がかかるなら、終わったらメールしてくれればいい。問題があるならメールで知らせてくれればいい。
そういうシステムが出来れば市役所の窓口業務の人は仕事が無くなるかもしれない。でも公務員だからクビにはならん。街の草むしりやドブさらいでもやってくれ。ネット上で株が買えたり、財産の管理が出来ている時代に「セキュリティの不安が」などとは言わせんぞ。


組合から反発くらってそんなシステムは採用されないけどな・・・
たんに年末の忙しいときに市役所と銀行に用事があって、いろいろと面倒でイライラしただけなんだけど・・・