派遣切り?3万人以上?

派遣社員や請負業務に従事している人達が次々と契約を切られているという。マスコミ各社が大変だ大変だと報道している。人数にして3万人以上だということだ。しかしそれは氷山の一角で、現実的にはそれ以上、2倍、3倍以上になるのではないかと言う事だった。
これは大変だという事で、何度もいろんな形で報道しているので、ちょっと良くない方向に進んでいるのかな、不景気なんだなと感じていた。はてなとか2chでも関連した話がたくさん出ている。しかしどうも実感が湧かない。
テレビとネットニュースで大騒ぎしているように見えるが、世間を見ていると確かに不景気なのは間違いないが、そう酷いようには見えない。相変わらず夜の街は華やかだし、それほど裕福ではないように見える若者達だって散財しているように見える。


なんとなくずっと気になっていたので検索してみた。今までの失業者数を調べてみる。変化はあれど100万人以上は確実に毎年ある。年によって10万人単位で変化している。失業者のカウントの仕方もいろいろあるらしくて、実際はもっと多いというような話もあるらしい。
さて、今現在、派遣切りだなんだで報道されているのは3万人という事で万単位の数である。全体の失業者の割合からすれば、数%の話だ。年によって10万単位で推移する数字の中の3万。
(当事者には失礼な話かもしれないが)数字だけ見たら、そんなに大騒ぎするほどの変化にならないんじゃないか?もちろん、失業者が増える事には間違い無いけど。
テレビが3万で大騒ぎするなら、失業者100万人以上を騒ぐべきだよなあ。


改めて針小棒大に騒ぐのはテレビの特徴なんだなあと思った。